車の購入はお早めに

車を購入する際には、車両本体価格に目が行き、それを目安にして予算と照らし合わせることになります。 しかし、実際にディーラーへ相談しに行くと、魅力的はオプションなどに目がいってしまい、ついつい追加してしまうかもしれません。

ところが、必要なお金はそれにとどまらず、税金や諸費用が発生します。 税金という言葉を聞くと、いま消費者の関心を集めているのが消費税の増税です。 生活のあらゆる面に影響を与えるわけですが、自動車の購入にも当てはまるのでしょうか。 たしかに影響を与えます。 自動車購入時にも消費税がかかるからです。

法案では2014年4月から消費税率が3パーセント上がって8パーセントになるので、3月中に新車を購入すれば、いわゆる「駆け込み」でセーフと思うかもしれません。 ところが、駆け込み需要というものが発生して、3月中に商談をして契約を済ませても、登録か納車が4月以降になってしまうと消費税率が上がった状態での請求となります。

それで、ぎりぎりのタイミングでの新車購入を考えている方は、あらかじめディーラーに納車日を確認するべきでしょう。 金額が大きければ大きいほど消費税アップを体感することになります。 車の購入や家の購入はまさにその典型的な例です。 先を見据えたうえで、少しでも賢い消費活動を行なっていきましょう。

高くなったガソリンに対してどう対応する?

世界経済や世界情勢にはあまり関心がなくても、生活に必要な物資が高騰することによってわたしたちには大きな影響を与えかねないのが現状です。 もちろんわたしたちの手では何一つ変えられないわけで、現状に甘んじるしかないのですが、それにしてもガソリン代が高くなったと感じている人が多いのではないでしょうか。

以前は主婦がお茶を飲みに行くときにも、だれが車を出すかということで揉めることはありませんでしたが、ガソリン代が高くなった今、だれも車を出したいとおもわないのは皮肉な話です。 たしかにガソリンが1リットル80円台の頃を知っている現在のユーザーにとっては、160円台になっているガソリンというのは高価なものに感じるのです。

ところで、なぜガソリンが高騰するのでしょうか? それには複数の要素が関係してきますが、基本的にはモノの値段というのは需要と供給のバランスによって決定されます。 それ以外にも、ガソリンの場合は産油国の経済事情や政情、そして原油生産に対する方針によって大きな影響を受けます。 少し前までは新興国の原油需要によって取引価格が高騰するという、市場の原理が働いていましたが、最近ではアフリカ有数の産油国でもあり、地理的にもスエズ運河などを有しているために重要な役割を果たしているエジプトの政情不安が影響していると言われています。

そのほかにも為替の影響も受けますし、そもそもガソリンに対してはかなりの税金がかかっています。 ガソリン代が高いからといってガソリンを販売している出光やエネオスが儲けているというわけではないのです。 価格変動に伴って末端価格も変わるため、ガソリンスタンドの表示価格は日替わりになっているわけです。

そのような中で、環境に対する配慮も重なって燃費のいい車へと世の中がシフトしています。 燃費が良くなれば、ガソリン価格の高騰の影響を少しは免れることができます。 それでも、ガソリンを燃料にしている車を使用している限りは今後もガソリン価格の影響を受けながら生活することに変わりはありません。 さらに、原油産出国ではない日本にとって、海外から輸入する燃料に頼っている限りは、国際関係の影響を受けることになります。

だからといって、秋田付近で埋蔵が確認されているシェールガスによって日本のエネルギーが賄われるかというと、不足分が大きいため結局はシェールガスで走る車を開発したところで同じことかもしれません。 そうなると、やはり電気自動車ということになるのですが、まだまだ市場で一般化するには時間がかかりそうです。 ところで、面白いクルマを目指すモノづくりはもう行われないのでしょうか。

再びコペンが街に現れる

1980年代の後半から1990年代の前半は、本当に面白いと言えるクルマが街を席巻していた時期でした。 バブルの象徴であった日産の初代シーマが大きくお尻を下げて加速する姿や、違法改造すれすれのスポーツカーなど、街に繰り出すだけでワクワクしたものです。

そんな中でひそかにバトルを繰り広げていたのがダイハツの「コペン」とホンダの「ビート」です。 とにかくその衝撃的なコンセプトに度肝を抜かれて、セカンドカーとして購入したお父さんたちも続出して、街には真冬にもかかわらずフルオープンで走る姿が見られました。 そんなFRツーシーターオープンカーの軽自動車も次々と姿を消していき、2012年の秋にはコペンの販売終了をもって一つの時代に幕が下ろされる形となりました。

しかしながら、わたしたちにとって明るい話題を提供してくれるのが東京モーターショーです。 今年の東京モーターショーでは、市販を念頭に置いたコペンの後継者が発表される見通しとなっています。 次期コペンに関して現時点で明らかになっている情報としては、エンジンは2気筒ではなくムーブなどにも採用されている3気筒を搭載するようです。

しかし、コペンの売りだった手軽にオープン走行を楽しむことができるという点は引き継がれ、電動ハードトップが採用される予定です。 今回ダイハツがコペン復活を意図したのはどのような狙いによるのでしょうか。 「クルマ好きを増やすため、低燃費だけでなく走りが良い車も重要」という、なんとも涙が出てくるようなダイハツの社長のコメントが発表されました。これがすべてです。

バブル期の面白いクルマを知っている世代にとっては、やはりクルマは楽しむものという感覚が強いので大歓迎でしょう。 本当のクルマを知らない若い世代にとっては、クルマ離れが進んでいるという現象の打開に効果をもたらすことができるのでしょうか。 このような展開になってくると黙っていないのがホンダ自動車です。 ホンダもビートの後継車と位置づけられる軽スポーツカーを市場に投入する予定です。 再び街に軽オープンカーが見られる日は近いので、楽しみに待っていることにしましょう。

曖昧だった立ち位置が明確になったマジェスタの今後は?

もしかしたら、「マジェスタって意味があるの?」と思われた方も少なくないかもしれません。 今年の9月9日に発売開始を迎えた新型マジェスタを見て、「これはクラウンにちょっと手を加えただけではないか」という感想を持ったのではないでしょうか。

たしかにクラウンの場合もそうでしたが、独特の存在感を演出するグリルが特徴的で高評価の対象となりますが、それでもやはり「クラウンがあれだけ変革を遂げたいま、マジェスタの存在意義があるのだろうか」、「あえてマジェスタを販売したトヨタの戦略がよくわからない」という意見もありました。

気になるのは市場の反応ですが、トヨタ自動車の発表によると新型マジェスタの販売開始から1カ月の売り上げ台数は好調で、約2,800台となった模様です。ちなみに、トヨタ自動車自身の月間販売目標台数が500台ですから、かなり好調な滑り出しということができます。

市場は新型マジェスタを温かい目で見ているということでしょうか。 今回の売り上げアップにつながった要因はまだ発表させていませんが、ハイブリッドシステムの搭載というのは理由として挙げるには単純すぎるでしょう。 大胆にその理由を予想してみるならば、きっとクラウンの王冠エンブレムの復活にあるのではないかと思います。 そしてその背後には、マジェスタの立ち位置が定まったということが市場に、というよりも以前のマジェスタオーナーに評価されたのではないかと思うのです。

新規顧客もあるでしょうけれど、今回の新型マジェスタを購入した人の中には、以前にマジェスタを購入したことがあって、他の車種に乗り換えたものの再び元のサヤに収まったという人たちが多いのではないかと踏んでいます。

実際、3代目マジェスタまでは王冠エンブレムを冠していたのに、その後の4代目、5代目では瞑想していった感じのあるこのクルマ、自らの立ち位置を見失っていたのでした。 この点はトヨタ関係者も認めています。 「位置付けがすごく曖昧になってしまった」というコメントを残しています。 それがここにきて再び王冠復活で「立ち位置が明確になった」わけです。 火が付けば初代のようなブームを巻き起こすことも夢ではありません。

アルトエコが伸び悩んだ理由

燃費ナンバーワン合戦が繰り広げられることは、消費者にとってはうれしいことかもしれませんが、少し残念なのは「ガソリン車では燃費ナンバーワン」とか、「燃費世界ナンバーワン」という宣伝文句で購入を決意したクルマも、数カ月後にはナンバーツーになってしまうことです。

スズキが販売した「アルトエコ」は、ガソリン車の中では燃費が一番よいということで話題になりましたが、ライバル車であるミライースのマイナーチェンジによってあっさりと抜かれてしまいました。 とはいっても僅差なのですが、とにかく日本人はナンバーワンということにこだわるのかもしれません。

しかし、ミライースがアルトエコに燃費の点で劣っていた時期にも、両者の販売台数を比べてみるとミライースに軍配が上がっています。 なぜアルトエコはあまり売れなかったのでしょうか?

もちろんそこに明確な理由が存在しない場合もありますが、明暗を分けた理由としては、ミライースがミラとは一線を画したデザインのクルマとして誕生した一方で、アルトエコはあくまでもアルトの派生モデルといった感じで、燃費以外の話題性がなかったこと、そして低価格を売りにしたミライースの下位グレードに対して、アルトエコのそれは10万円も高かったことが原因かもしれません。 とくに低燃費を好むユーザーのコストパフォーマンスに対する評価は厳しいため、今後も苦戦が強いられることになるでしょう。