サブブランドとして発売して意気込みを見せるBMWの電気自動車

いまの日本でBMWの名前を聞いたことがないという人は皆無だと思いますが、そのサブブランドであるBMW iの名前を聞いたことがある人は少ないかもしれません。

まだまだ日本の市場には認知されていないかもしれませんが、今後はコンセプトカーではなく市販車としての勢力拡大が見られるはずですから、今後のBMWのなかでも「i」には注目です。

一言でいうと、電気自動車としてのブランドになります。

日本国内で電気自動車と言うとニッサンのリーフのイメージが強くあります。

今後のインフラ整備と価格の安定によるところが大きいと思いますが、世の中は確実に電気自動車の普及へと進んでいくことと思います。

とくに「i」ブランドからは3シリーズと8シリーズが販売されます。

シリーズとはいっても現時点ではそれぞれ1つのモデルだけです。

BMWについて多少は知っているなら、3はコンパクト形で8はスポーツタイプ、大きいというイメージがわくと思います。

今回日本にも投入されるBMW i3は、電気で動くことに対して設計された専用モデルで、定員が4人となります。

電気自動車の場合は、現時点での技術では従来のバッテリーに比べると重量を増すことは避けられません。

そこでBMWでは、バッテリーの重さを他の分野でカットして相殺させるために、必要に応じてアルミニウムを採用しています。

そのほか最大の焦点は充電方式の規格にあります。

現在のところ日本では独自の充電規格を採用していますので、海外の電気自動車を国内で走行させるためには、規格に合わせたものでなければなりません。

その点、今回のi3は日本の充電規格にあわされていますので安心して使用できます。

もしかしたらもう1つ気になる点があるかもしれません。

それは、BMWがモノづくりのコンセプトとしている「未来の駆け抜ける歓び」は実現されるのかどうかという点です。

今回の電気自動車が別ブランドとしてではなくサブブランドとして発売されたところを見ると、きっとコンセプトに従った走りを実現しているに違いありません。

ただし、これからは車というよりも新ジャンルとしての電気自動車の走りに慣れていく必要がありそうです。

高級電気自動車「モデルS」から目が離せない

名前は聞いたことがあるかもしれないテスラ自動車ですが、その歴史は浅く、設立は2003年です。

それもそのはずで、テスラ自動車が手掛けているのは電気自動車です。

電気自動車といっても、日本の各社が手掛けている大衆車とは異なり、テスラの場合は高級電気自動車を開発、そして市場に送り込んでいます。

2008年に販売を開始した「ロードスター」はそのことを鮮明に印象付け、ポルシェの911よりも速く、フェラーリよりも安いなどと評されていました。

ここにきて、テスラは「モデルS」を送り込もうとしています。

すでにアメリカでは販売されており、700万円をくだらない価格設定であるゆえに高級車に分類されながらも好調な売れ行きとなっています。

日本においても2014年の春を目指しており、すでに予約が開始されています。

はっきり言って、加速といい制御といい、電気自動車は面白くないという発言は撤回しなければならないと感じさせる、近未来の新たな自動車の魅力を感じさせてくれる仕上がりになっています。

テスラ自動車が今後の高級電気自動車というジャンルで間違いなく強者になるだけの十分な下地があります。

このわずかな期間に、世界中で名の知れている俳優や有名人をそのファンに仕上げ、広告料を支払っているわけではなくても独りでに宣伝されていきます。
さらにすごいのはテスラに集まってくるスタッフです。

テスラでは採用基準として自動車産業には全く関係のないキャリアを評価して自社に迎え入れています。

その一例として、販売などの面を担うのは、有名なアップルストアを生み出した人材であり、一見自動車産業の販売とは無縁の人物です。

このような異業種の天才たちの英知をあわせたのがロードスターでありモデルSなのです。

今後もこのような異例の集団から繰り出される車には注目が集まっています。

日本のベンチャーの中にも、既存の自動車メーカーとは異なった視点で開発に取り組む集団が現れてくるのでしょうか。

ちなみにトヨタ自動車はテスラと業務と資本提携をしていますが、いまでは余裕のトヨタもやがてテスラに呑まれる時代を予測していないわけではないと思います。

なぜ燃料電池車が必要なのか

ガソリンの高騰や地球環境問題についての話題が出るたびに、世間では電気自動車や新燃料を話題にすることが多くなります。 電気自動車に関しては、時代の流れからして当然の運びとなり、今後ますます普及していくことになるのではないでしょうか。

その一方で新燃料はいかがでしょうか? 少し前には水素を燃料とする「燃料電池車」に注目が集まりました。しかし、いま現在でも電池の原料となる水素を量産する話もなければ、インフラ整備に関する具体的な取り組みも始まっていません。

しかしここで1つの疑問が湧き上がってきます。電気自動車の技術があって、しかも大量生産によって価格が安定してきたら消費者にとっては好ましいタイプの車であることは間違いありません。それなのになぜ燃料電池車が必要になるのでしょうか。

電気自動車の場合は基本的に外部からの力を必要とします。 優れた技術ですが、走り続けるには一定の間隔で充電することが必要になります。 その一方で、燃料電池車は長距離走行に強みを発揮します。 今後、運送業界や観光バスなどが地球環境に配慮を払ったシステムの車両を検討するにあたって、電気自動車よりも燃料電池車に関心が集まっています。 さらに、水素などの燃料を使用する場合、インフラの整備が整えば充電時間が少なく、非常に快適なカーライフを楽しむことができるようになります。

現状では電気充電も時間の短縮化が進められてきていますが、水素などの燃料の時間にはかないません。 今後はこの2つの方向で進められていくはずです。